2022年08月18日

その腰痛、もしかしてマットレスのせい?腰痛持ちのためのマットレス選びとは?

腰痛はマットレスのせい?
あなたは朝、爽快な目覚めを迎えていますか。朝起き上がる時に腰が痛い、という方はもしかしたらマットレスのせいかもしれません。起きたてに腰痛を感じる場合、朝から体がだるい、熟睡できた気がしないなどの困った症状も同時に感じることが多いのです。そんな辛い目覚めを解消するために、マットレスを替えてみるのも1つです。そこで今回は、腰痛持ちの方のためのマットレス選びについてお話していきます。

腰痛とマットレスの関係とは?

朝起きた時に腰の痛みを感じる場合、マットレスに原因があるかもしれません。マットレスが合っていないため、腰に負担がかかる状態で寝ていることが考えられるからです。1日の3分の1は睡眠時間だと言われています。その3分の1に当たる時間、毎日ずっと腰に負担がかかっていれば腰痛が引き起こされるのも無理はありません。

腰に負担がかかる寝方とは、具体的には長時間姿勢を変えないことに原因があります。体に合わないマットレスで寝ることによって寝返りが打ちにくく、同じ姿勢でいる時間が長引くと体に負担がかかってしまいます。横向きの体勢で寝ることで骨盤が倒れ反り腰になり腰に負担がかかったり、肩甲骨や股関節など腰以外の部位の位置が固定され腰が余計に動いて腰痛が助長されたりと、寝ている間同じ姿勢が続くと腰に負担がかかってしまうのです。

マットレスにはどんな種類がある?

一口にマットレスと言っても、実はいろいろな種類があるのはご存知でしょうか。マットレスの素材によって、次の4種類に分類されます。

コイルマットレス(スプリングマットレス)

「コイルスプリング」というバネを敷きつめたものがコイルマットレスです。別名「スプリングマットレス」とも呼ばれています。「ポケットコイルマットレス」と「ボンネルコイルマットレス」の2種類があります。

ポケットコイルマットレスは、袋に入れた小さなコイルを敷きつめたものです。点で体を支えて柔らかな寝心地が特徴です。

ボンネルコイルは、間隔をあけて並べたコイル同士をワイヤーで縦横に連結したマットレスです。体圧を面で支えるので、固めの寝心地です。

ウレタンマットレス

ウレタンで作られたウレタン製マットレスには、「高反発タイプ」と「低反発タイプ」があります。「ウレタン」の代表はスポンジです。クッション性で体圧を支えるため、フィット感が抜群です。

高反発ウレタンマットレスは、押し返す力が強いウレタンマットレスです。程よい固さで体が沈みこみ過ぎないのが魅力です。

低反発ウレタンマットレスは、押し返す力が弱く包み込むような寝心地が特徴です。

ラテックスマットレス

ゴムの木から採取した樹液を原料にして作られラテックスマットレス」は、日本ではまだなじみがないもののヨーロッパなどでは人気を集めているマットレスです。

ウレタンとはまた異なるソフトな寝心地と程よい弾力が魅力です。

ファイバーマットレス

ファイバーマットレスとは、高分子繊維であるポリエチレンを立体的に絡め合わせて作られたマットレスです。通気性が抜群で、水洗いできて清潔に保てます。寝心地はかなり固めで、適度な反発力もあります。

腰痛持ちの方のマットレス選び、チェックポイントは?

どのマットレスもそれぞれに良さがありますが、腰痛持ちの方には向かないものがあります。腰痛持ちの方には向かないマットレスと、腰痛持ちにおすすめのマットレスの条件を紹介していきます。

腰痛持ちの方にはNGなマットレスとは?

ウレタンマットレスの場合は、まず構造をチェックしましょう。1層だけの場合は首や腰の湾曲にフィットしなかったり、体が沈みこみ過ぎたりして寝返りが難しくなります。2層以上の構造の方が腰痛対策には有効です。

折りたためるタイプのマットレスは省スペースで便利ですが、折れる部分はどうしても凹みができてしまい、腰にフィットしません。スペースに問題で折りたたみが欲しい場合には、ファイバー素材や高反発のウレタンマットレスがおすすめです。

超低反発マットレスや超高反発マットレスも売られていますが、腰痛持ちの方はどちらも避けた方が無難です。超低反発では体が沈みこみ過ぎて寝返りを妨げてしまい、超高反発では体とマットレスの間にすき間ができてしまい、どちらも腰への負担になってしまいます。

腰痛持ちの方におすすめのマットレス

腰痛持ちの方におすすめのマットレスの条件とは、「体とマットレスの間にすき間ができずフィットする」ことと、「一か所に体圧がかからず分散される」ことの2点です。このようなマットレスなら自然に寝返りが打てて、一カ所に体重がかかって負担になることもありません。

また、「通気性が良いもの」なら、寝苦しくて夜中に目が覚めてしまうことも無く安眠できます。また、使っているうちにへたってきてしまうと一カ所が沈みこむようになり腰に負担がかかってしまうようになります。そのため、1万円以下のリーズナブルなものも多く売られていますが、ある程度良いものを購入するのをおすすめします。

人の体格は一人ひとり違うので、どのマットレスがいいかも一概には言えません。そこでぜひ実際に寝ころんで試してから購入しましょう。その際に体が沈みこんだりすき間ができたりしないかなどをチェックするのです。

まとめ

朝起きてすぐに感じる腰痛は、非常につらいものです。ぐっすり眠れて爽やかな目覚めの朝を迎えられるよう、朝起きてすぐ腰痛を感じる人はマットレスを見直してみてはいかがでしょうか。

ただし、マットレスさえ変えれば腰痛が治るかというとそうではありません。確かに腰痛の原因の1つがマットレスにある場合も多く、マットレスを替えればある程度腰痛が改善するかもしれません。それでも長年の慢性的な腰痛や重度の腰痛までを治すのは難しいでしょう。

板橋にある「1room整体院」では、表面的な改善ではなく根本から改善する整体の施術を行っています。慢性的な腰痛やぎっくり腰などの急性腰痛、強い痛みのある腰痛の方も多く来院しています。筋肉や骨格の調整だけでなく神経にアプローチする「AKS療法」を採用しており、遠方から来院してくださる方も多くいます。一人ひとりに合ったオーダーメイドの施術を完全個室で行っています。辛い腰痛にお悩みの方は、ぜひ一度お気軽にお越しください。