2022年08月18日

五十肩でやってはいけないこととは?注意事項について紹介


腕を動かすと肩のあたりが痛い…このような経験がある方は多いでしょう。もし50代に差し掛かってこのような症状を感じているのであれば、五十肩の可能性が大きいといえます。五十肩になった時、やってはいけないことがいくつかあります。やってはいけないことをすると、ますます症状が悪化してしまうかもしれません。NG行動を以下に紹介しますので、心当たりがあれば早速やめることがおすすめです。

日常生活の中でやってはいけないこと

日常生活のふとした行為が、実は五十肩の症状を悪化させてしまうものがあります。特に以下で紹介する行為は、普段何気なくやっていることかもしれないので注意してください。

頬杖をする

座っているときに頬杖をはじめとして、ひじ掛けに肘をつくなどしている方は多いでしょう。実はこの行為、五十肩の人にはNGです。肘をどこかにつくと、自分の体を支えるために方に負担をかける行為です。肩甲骨周辺の筋肉に負担がかかるので、ますますこわばってしまいます。車の運転をするときに肘をドアなどにかける人もいますが、これもNGです。もしどうしても肘をつきたくなったのであれば、痛めているのとは反対側の肘をついてください。

五十肩のほうを下にして眠る

眠る時の姿勢にも注意が必要です。中には眠るときには横向きになるという人は知らず知らずのうちに五十肩の症状を悪化させているかもしれません。もし痛みの出ている肩の方を下向きにして寝ているのであれば、眠っている間に方に負担がかかり続けてしまいます。できれば、痛めている肩を下にして眠らないようにしましょう。

もしもうその姿勢に慣れてしまっているようであれば、高さを調整しましょう。今使っている枕の下にタオルなどを重ねて差し込みましょう。そうすれば、頭が眠っているときに従来よりも高くなります。その分頭の重みがかかりにくくなるので、肩の負担も軽減されます。

カバンなどの荷物を持つ

普段カバンなどの荷物を持っている人も注意が必要です。さして重たくないカバンでも持った時点で、肩周辺の筋肉にそれなりの負担がかかってしまいます。しかし仕事などでカバンを持っていかないといけない場合もあるでしょう。その場合には、痛みの出ている肩とは別の手で持つ習慣をつけましょう。

五十肩で痛い!そんな時にやってはいけないこと

ある時肩に痛みを感じる、五十肩の場合、自分で何とかしたいと思うこともあるでしょう。そんな時自分で簡単な処置を講じるでしょうが、やり方を間違えると症状がなかなか改善に向かわない恐れがあります。具体的にどのようなことをやってはいけないのか、以下にまとめました。

患部を温める

五十肩になった際にお風呂などに入って肩をしっかり温めるという人もいるでしょう。しかし肩を温めてしまうとかえって方の状態が悪化するかもしれません。五十肩には急性期と拘縮期、回復期の3段階あります。回復期の段階に入っているのであれば、肩を温めるのは効果的な方法といえます。

しかし急性期、痛みのある段階で肩を温めるのはおすすめできません。五十肩で痛みを感じるのは、患部に炎症が生じているからです。炎症を起こしているところをさらに温めてしまうと、炎症が悪化してしまいます。むしろアイシングなどで肩を冷やしたほうが適切です。

ストレッチをする

肩の筋肉がこわばっていたいのであれば、ストレッチで筋肉を伸ばせばいいと思っている人もいるかもしれません。これもNG行為です。五十肩予防のためにストレッチをするのはおすすめです。しかし発症している段階でストレッチをするのは、よくありません。特に痛みがあるのに我慢してストレッチをしてしまうと、筋肉がさらにこわばってしまったり、炎症が広がったりすることもあるからです。五十肩で痛みを感じるのであれば、肩をできるだけ動かさずに安静にしていることが大事です。

病院に行かない

「たかが五十肩で病院に行くのは…」と思っている人もいるでしょう。とあるデータによると五十肩になっている患者さんは日本で600万人程度いるといいます。そしてその中の80%程度は病院に行かなくても治癒しているといいます。ですから別に病院に行かなくても多くの人は自然治癒しています。

しかし残りの20%は放置してもなかなか五十肩の痛みが取れないわけです。「いずれ治るだろう」と思って放置していると、何年かかっても痛みが引かないということも考えられます。もしなかなか痛みが取れないようであれば、病院に行って治療するのも検討しましょう。

まとめ

五十肩にはある程度の年齢になると悩まされる可能性は十分にあります。しかしこの時、対処を誤るとなかなか治らなかったり、痛みが引かなかったりすることもあります。ここで紹介した、やってはいけないことは避けて、正しく対処しましょう。

五十肩が慢性化してしまって、自分でいろいろと対処しているけれどもなかなか快方に向かわないという人はいませんか。板橋の「1room整体院」では患者さんの体の状態を客観的にチェックし、それぞれの方にフィットした施術をしております。肩や腰の慢性的な痛みに対処しているので、一度お気軽にご相談ください。