2023年05月17日

脊柱管狭窄症でやってはいけないこと

腰痛 温める

脊柱管狭窄症とは脊柱管という神経の通り道が何らかの理由で狭まってしまう状態を指します。その結果神経を圧迫し、痛みやしびれなどの症状が起こります。脊柱管狭窄症の場合、日頃の行動や姿勢について注意すべきポイントがいくつかあります。

この記事では、脊柱管狭窄症の方がやってはいけないことについて詳しくご紹介していきます。もし脊柱管狭窄症にかかっているのであれば、以下で紹介することは避けたほうがいいでしょう。

腰に負担をかけることはしない

脊柱管狭窄症になってしまった場合、基本は安静にすることです。なるべく動かないようにして、腰や背中に負担をかけないようにしましょう。

無理な運動はしないこと

まず脊柱管狭窄症で痛みやしびれが強く出ている場合には、腰を強くそらしたり背屈したりする運動は特にNGです。脊柱管がさらに狭まってしまうので、より神経を圧迫してしまいます。症状が悪化するので控えたほうがいいでしょう。

また脊柱管狭窄症の治療法として外科手術もあります。外科手術の直後も無理な運動をするのは控えてください。手術直後は腰椎がまだ不安定な状況で、筋力低下もありうるので無理に運動すると腰に大きな負担をかけかねません。体調を見ながら無理のない範囲ではじめ、体が慣れてきたところで徐々に運動量を増やすのが好ましいのです。

ヨガ

ヨガは脊柱管狭窄症対策でおすすめと書いているサイトも数多く見られます。しかしこれは但し書きが付きます。それは「専門家の指導のもと」という条件ですし書籍や動画を見ながら、見よう見まねでヨガをするのは避けたほうが無難です。ヨガのポーズの中には筋肉を硬くして、かえって症状を悪化させるものもあるからです。またヨガがいいからと言って、やりすぎると、かえってマイナスの効果の方が大きくなってしまいます。そのため専門家の意見を参考にして、ヨガをやるようにしましょう。

ずっと安静にしている

脊柱管狭窄症で強く症状が出ているのであれば、まずは安静にすることです。ただしずっと安静にしていればいいかというと、それも違います。ずっと安静にして体を動かさないと、筋力や柔軟性が低下し、体力もダウンしてしまいます。これは好ましくありません。強い痛みやしびれが引いて、ある程度症状が落ち着いたら、無理のない範囲で運動をした方がいいのです。

痛みを我慢する

脊柱管狭窄症対策として、ウォーキングはおすすめとよく言われます。確かに血流を改善する効果が期待できますし、足を中心として筋力アップが期待できるからです。しかし中には痛みがあるにもかかわらず、我慢して運動を続ける人もいます。これは体に無駄に負荷がかかっている状況で、逆効果になってしまいます。もし痛みやしびれを感じるようであれば、その日のウォーキングはひとまず中止しましょう。またウォーキング中に違和感があれば、無理に最後までやらずに途中で切り上げる勇気も持ちましょう。

脊柱管狭窄症でやってはいけない姿勢

脊柱管狭窄症ではやってはいけない運動や動きのほかに、やってはいけない姿勢やしぐさもいろいろとあります。普段意識していないとついいつものようにやってしまうこともあるので、とくに注意が必要です。

腰を反って椅子に座る

一般的な椅子の座り方はおすすめできません。腰が少し反るような形になるので、脊柱管に負担がかかるからです。少し前かがみで腰を丸めるか、背もたれに寄り掛かるかいずれかの方法をとりましょう。また長時間座りっぱなしになるのも良くありません。少なくても30分に1回くらいのペースで立ったり、周辺を歩いたりするのが好ましいのです。

睡眠中

眠る時にも腰に負担のかからないような異性を意識しましょう。もし仰向けに眠るのであれば、そのままだと腰や背中に負担がかかりかねません。そこで腰を丸めるような形にするために、ひざ下にクッションや座布団など、何か挟めましょう。こうすれば膝が立った姿勢になって、おのずと腰も丸まります。

立ち姿勢

立っている時の姿勢も脊柱管に負担をかけるものがあるので注意することです。立っているときに美しく好ましい姿勢といわれているのが、胸を張って背筋を伸ばしたものでしょう。しかしこれだと腰が反ってしまうので脊柱管が狭まり、症状が出やすいのです。むしろ一般的には見た目が悪いといわれますが、猫背の姿勢にするのが腰には負担がかかりません。

まとめ

脊柱管狭窄症にかかった場合、最初は痛みなどの症状が収まるまで安静にするのが好ましいでしょう。しかし症状が和らいできたのであれば、むしろ運動しないのは好ましくありません。ただし腰に負担のかかるような運動は控えましょう。また腰に負担のかかる姿勢をし続けるのも避けたほうがいいでしょう。

もし脊柱管狭窄症で悩んでいるのであれば、板橋にある「1room整体院」までお気軽にご相談ください。整体師がマンツーマンで症状を聞き、オーダーメイド方式で患者さんの体に合わせた施術を実施しておりますので、まずは一度お問い合わせくださいませ。