2023年01月19日

あなたの腰痛タイプはどれ?前かがみで痛みを感じる人の原因と対処法!

前かがみ 腰痛

日常生活で前かがみになるときに、腰痛を感じたことはありませんでしょうか。実は腰痛にはタイプがあり、前かがみをしたときに痛むのは前屈腰痛と呼ばれます。前かがみは頻繁に行う動作ですので、その度に腰痛が起こってしまうと生活に支障をきたしかねません。

そこで今回は、前屈腰痛を含む腰痛のタイプと、前かがみで腰痛が起こる原因や対処法を解説していきます。前かがみのときの腰痛にお悩みの人は、ぜひ参考にしてください。

腰痛には4つのタイプがある

腰痛には、痛みの特徴によって4つのタイプに分けられます。

  • 前屈腰痛
  • のけぞり腰痛
  • 筋性腰痛
  • お尻腰痛

前屈腰痛

前屈腰痛とは、前かがみをしたときに腰が痛む腰痛です。原因が特定しにくい非特異性腰痛の中で約40%の割合を占めると言われています。

前屈腰痛になりやすい人は、普段から猫背や前かがみの姿勢をとっている人です。前屈腰痛は、マッサージなどで揉みほぐしても改善されませんので、日頃の生活習慣に気をつけて予防するのが重要です。

のけぞり腰痛

のけぞり腰痛とは、身体を反ったときに起こる腰痛です。洗濯物を干したり電車の吊革を持ったりするなど、日常生活で腰を反らすことは良くあります。その際に痛みや違和感があったら、のけぞり腰痛である可能性が高いです。

のけぞり腰痛は、脊椎の後ろにある関節がぶつかることで痛みが起こります。腹筋が弱い人や普段から反り腰になっている人に起きやすい腰痛です。前屈腰痛と同じように、のけぞり腰痛も揉みほぐすだけでは解消しませんので、予防することが重要です。

筋性腰痛

筋性腰痛は、筋肉の使いすぎによって起こる腰痛です。使いすぎた筋肉が炎症を起こして、痛みを発生させます。痛みを感じる場所をピンポイントで特定できるため、その部分をマッサージなどでほぐせば痛みを和らげることが可能です。

筋性腰痛はスポーツをしている人や腰を良く使う肉体労働者、長時間同じ体勢を続けるデスクワーカーに多いと言われています。また特定の場所が痛む場合は、筋性腰痛である可能性が高いです。

お尻腰痛

お尻腰痛は、お尻周辺にある仙骨の歪みや炎症で起こります。仙骨は、女性が妊娠するときに分泌されるホルモンの影響で緩みやすくなります。出産後にこの緩みが正常に戻らないことで、お尻腰痛が起こるのです。そのため、お尻腰痛は出産後の女性に多い腰痛と言えます。

前かがみで起こる腰痛の原因

前かがみで腰痛が発生する理由には、以下の5つが考えられます。

  • 椎間板の異常
  • 血行不良
  • 筋力疲労
  • 無理な姿勢
  • ストレス

椎間板の異常

前かがみで腰痛が起こる原因のひとつは、脊椎の間にある椎間板の異常です。前かがみになることで椎間板が圧迫されて、痛みを引き起こします。椎間板の異常には、椎間板の変形や膨張、突出などが挙げられます。

血行不良

腰周辺の筋肉に緊張状態が続くと、血液の流れは悪くなります。血行が悪くなるとさらに筋肉は硬くなってしまい、硬くなった筋肉は血管を圧迫して血流をさらに悪くしてしまうという悪循環が生まれてしまうのです。血行が悪くなると、筋肉に栄養が行き届かず疲労物質も溜まってしまうため、腰痛を引き起こしてしまいます。

筋肉疲労

全身を支える腰は、通常筋肉や靭帯に守られています。しかし、筋肉に大きな負荷がかかったり運動不足や加齢などが原因で筋力が低下したりすると、筋肉が疲れやすくなります。筋肉疲労を起こすと腰を守りきれず、腰椎に負担がかかってしまい腰痛が発生するのです。

無理な姿勢

長時間前かがみや中腰といった無理な姿勢を続けることでも、腰痛が発生します。このような状態で無理な動作を行うと、腰に大きな負担を与えてしまいます。たとえば、重い荷物を持ち上げるときに腰だけ曲げたり、筋肉が硬直しているときに急にひねったりするなどの動作が原因として挙げられます。

ストレス

腰痛には、精神的な要因も関係すると言われています。ストレスが起きると痛みを抑制する脳の働きが弱まり、通常の状態より痛みを感じやすくなるのです。ストレスが原因の腰痛は心因性腰痛とも呼ばれ、ストレスの大きさによって痛みが増すのが特徴です。

前かがみで起こる腰痛の対処法

前かがみで起こる前屈腰痛が起こった場合、以下の対処法を行って腰痛を改善させましょう。

  • ストレッチ
  • 正しい姿勢をキープ
  • 筋力アップ

ストレッチ

硬直した筋肉は、ストレッチでほぐすことができます。自宅だけでなく、仕事中でも行えるおすすめのストレッチは以下の2つです。

■太もも伸ばし
立った状態で、片足をお尻に近づけるように膝を曲げます。その状態でお腹に力を入れて、膝を後ろに引きましょう。その状態を15〜30秒キープし、反対側も同じように行います。

■腰反らし
足を肩幅よりもやや広めに開きながら立ち、両手を骨盤のすぐ上に当てながら腰を反らします。骨盤を前に押し込むことをイメージしましょう。

ゆっくり息を吐きながら大きく反らし、その状態を3秒間キープします。この動作を1〜2回繰り返します。

これらのストレッチは立った状態で行えるため、気軽に行える点がメリットです。ただし、腰にしびれや痛みを感じた場合はすぐに中止してください。

正しい姿勢をキープ

前かがみが原因で起きる腰痛は、姿勢を矯正すれば痛みが和らぐ可能性があります。自分で普段の姿勢を意識して治すこともできますが、確実に姿勢を矯正したいなら整体院や骨格矯正に通うのがおすすめです。

同じ体勢をとり続ける必要のある人は、頻繁に姿勢を変えることを心がけましょう。たとえばデスクワークの人は頻繁に席を立ったり、立ち仕事の人は伸びや屈伸などを行ったりすることで、筋肉の硬直を防げます。また荷物を持ち上げるときなども、無理な姿勢や動作をしないように気をつけましょう。

筋力アップ

前かがみで腰痛が起きる人は、筋力が低下している可能性が高いです。背筋を鍛えるストレッチを行うことで、腰痛の改善に繋がります。

背筋ストレッチは、簡単に行うことができます。仰向けになって膝を曲げ、両手を身体の横で伸ばし、首から膝までが一直線になるようにお尻を持ち上げます。20秒間キープすることで、手軽に背筋を鍛えられますのでお手軽なストレッチです。

まとめ

腰痛には4つのタイプがあり、前かがみのときに痛みを感じる人は前屈腰痛の可能性が高いです。前かがみの腰痛には5つの原因があり、それらを解消するには姿勢の改善やストレッチが重要です。

セルフケアでは腰痛が治らない場合は、腰痛改善専門の「1room整体院」にご相談ください。原因を特定し、それぞれに合った適切な施術を行いますので、ぜひ1度お問い合わせください。