日本人の多くが発症する腰痛ですが、特に寝ると痛みを感じる人も多いのではないでしょうか。寝ると痛い腰痛には、睡眠中の要因が大きく関係しています。寝ると痛い腰痛の原因を改善することで、目覚めたときの腰痛を解消できるでしょう。
今回は、寝ると痛い腰痛の原因と改善方法を解説します。睡眠時の腰痛にお悩みの人や身体に負担の少ない寝方を知りたい人は、ぜひ参考にしてください。
寝ると痛い腰痛の原因
寝ると痛い腰痛の原因には、以下の4つが挙げられます。
- 長時間同じ体勢で寝ている
- 寝方が身体に合っていない
- 寝具が身体に合っていない
- 脊椎疾患を患っている
長時間同じ体勢で寝ている
長時間同じ体勢で寝ると、身体の一部にだけ体重がかかり続けます。ピンポイントに体重がかかることで血管を圧迫し、血行不良が起こります。また筋肉も緊張状態になり硬直してしまうため、腰痛が起こってしまうのです。
寝方が身体に合っていない
身体の状態によっては、良くない寝方があります。特にうつ伏せは反り腰になりやすいため、腰痛を引き起こすと言われています。
また腰痛や反り腰になっている人は、仰向けは避けましょう。なぜなら仰向けで寝ることで腰が圧迫され、さらに痛みを感じてしまうからです。
寝具が身体に合っていない
寝具の硬さや枕の高さも、腰痛を引き起こす重大な要因のひとつです。硬すぎる寝具を使用すると、身体との接触面に過度な圧力がかかるため身体を痛めてしまいます。逆に柔らかすぎる寝具を使っても、身体が深く沈みこみますので寝返りしづらいです。
脊椎疾患を患っている
椎間板ヘルニアやすべり症などの脊椎疾患を患っていると、寝ていても腰痛や腰のしびれを感じます。放置すると症状が悪化する可能性が高いので、早めに医療機関を受診しましょう。
腰に負担をかけない寝方
腰に負担をかけずに寝るには、以下の2つの寝方がおすすめです。
- 仰向け
- 横向き
寝方は人によって癖などがあるため、自分に合った方法を選びましょう。
仰向け
仰向けは身体の圧力が均等に分散するため、腰への負担が少ない寝方です。真っ直ぐな姿勢で寝られますので、脊椎への過度な負担も防ぎます。
しかし、足を伸ばした真っ直ぐな状態で仰向けになると、骨盤が引っ張られた状態になります。骨盤につられて腰が反りやすくなるため、腰痛や反り腰の人は痛みを感じやすいです。そのような場合には、膝を立てた状態で仰向けになるのがおすすめです。
また膝の下にクッションを入れれば、寝ている間も膝を崩す心配がありません。余計な力をかけず、リラックスした状態で寝ることができます。
横向き
腰に痛みを感じている人は、背中を丸めた状態で横向きになれば腰への負担がかかりません。また足を好きなように動かせるため、痛みを逃しやすい点もメリットです。
しかし、同じ向きばかりを下にした状態で横になると、身体の負担がその面に集中してしまいます。さらに身体全体を骨盤やお尻だけで支えるため、身体のバランスをとりにくいデメリットもあります。
横向きで腰への負担を抑えるには、足の間にクッションを挟むのがおすすめです。骨盤の前傾を防ぎ、身体のバランスを保ちやすくなります。
睡眠時に起こる腰痛の改善方法
寝ると痛い腰痛を防ぐには、寝方以外にも3つの改善方法があります。
- 硬めの寝具を選ぶ
- 頻繁に寝返りを打つ
- ストレッチを行う
硬めの寝具を選ぶ
寝具を選ぶ際には、多くの人が柔らかい寝具を選びます。しかし、柔らかい寝具は寝ているときの姿勢を崩してしまうので、腰に負担をかけてしまいます。そのため、少し硬めのマットレスを選ぶことで理想的な姿勢を保てますので、身体への圧力を分散できます。
頻繁に寝返りを打つ
寝ている間に同じ体勢にならないように、頻繁に寝返りを打ちましょう。そのためには、寝返りしやすい睡眠環境を作ることが大切です。広めのベッドを選んだり、周辺に物を置かないようにしたりして、ストレスなく寝返りを打てるようにしましょう。
ストレッチを行う
ストレッチで筋肉を鍛えておけば、腰痛予防に役立ちます。また筋力アップだけでなく、筋肉の柔軟性を高めることを意識しましょう。できるだけ毎日行い、腰痛予防のための習慣にしてください。
まとめ
寝ると痛い腰痛は、寝ているときの体勢や寝具などが原因です。寝ているときの体勢や寝具は、環境を整えることで改善できますので、ご紹介した方法を試してみてください。
寝ると痛い腰痛が改善されない場合は、整体院で施術を受けましょう。東京都板橋区にある「1room整体院」は腰痛改善専門の整体院であり、腰痛の原因を明らかにするAKS療法で的確な施術を行います。