2023年01月19日

辛い腰痛でお悩みの人へ!レベルに合わせた4つの治療方法を徹底解説

腰痛 治療

日本人の約4人に1人が悩んでいると言われる腰痛には、大きく分けて4つの治療方法があります。しかし、医療機関で伝えられた治療方法の中から、どれを選ぶべきか迷っている人も多いのではないでしょうか。

腰痛の治療には、痛みのレベルや日常生活の過ごしやすさなどを考慮して、自分に合った治療方法を選ぶことが大切です。今回は腰痛の4つの治療方法と予防方法を解説しますので、ぜひご覧ください。

腰痛の種類

腰痛は、原因の種類によって以下の2種類に分類されます。

  • 特異性腰痛
  • 非特異性腰痛

特異性腰痛

特異性腰痛とは、原因が特定できるタイプの腰痛です。腰痛全体のうち、15%が特異性腰痛だと言われています。

特異性腰痛の主な原因は、脊椎や内臓の疾患です。椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症、胃潰瘍などの発症に伴い腰痛が発生するため、原因が特定できるのです。

日常生活に支障をきたすような強い痛みや長引く痛みは、腰痛の原因となる疾患が隠れている特異性腰痛かもしれません。そのような場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。

非特異性腰痛

非特異性腰痛とは、原因が特定できない腰痛です。腰痛の85%は非特異性腰痛とされています。非特異性腰痛の原因は特定できませんが、以下の要因で起こる場合が多いです。

  • 姿勢の悪さ
  • 筋力の低下
  • ぎっくり腰

日常生活において腰に負担がかかることで、腰痛や腰のしびれを引き起こします。非特異性腰痛は、我慢できる程度の痛みであるケースが多いですが、放置すると慢性的な腰痛につながるかもしれませんので、早めに対処しましょう。

レベル別の4つの腰痛治療法

腰痛の治療法には、大きく以下の4つがあります。

  • 薬物療法
  • 神経ブロック療法
  • 理学療法
  • 手術療法

それぞれの治療法は、腰痛の進行具合や痛みのレベルによって使い分けられます。それぞれの内容は、以下のとおりです。

薬物療法

腰痛の症状に合った薬を使用して、腰痛を和らげる治療法です。痛みが出て1ヶ月以内の急性期では、痛み止めに鎮痛剤や湿布を使って腰痛を抑えます。それでも痛みが治まらない場合は、座薬や麻薬性鎮痛剤などを併用するケースもあります。

痛みが出て1ヶ月以上経っている場合は、通常の鎮痛剤は効かなくなるケースが多いです。そのような場合は、穏やかに痛みを抑えることができる解熱鎮痛剤を使用します。

ただし、どの薬にも胃腸障害や吐き気などの副作用が起こる可能性があります。また、薬物療法はあくまでも痛みを抑えるための対症療法であるため、腰痛そのものを解消できない点に注意しましょう。

神経ブロック療法

腰痛の痛みが強いときは、神経ブロック療法を行います。神経ブロック療法とは、腰痛の部分に麻酔薬などを注入し、痛みを伝える神経を抑える治療方法です。痛む部分にピンポイントで効くため、辛い腰痛に耐えられないという人に向いている治療法だと言えます。

薬物療法と違って副作用はないため、胃腸や肝臓などの内臓に負担をかけることはほとんどありません。しかし、神経を傷つけてしまう可能性が考えられます。

理学療法

理学療法とは、低下した身体機能に合わせて運動を行い、機能回復を図るリハビリ治療です。腰痛の場合は、痛みによって硬くなった筋肉をほぐし、血流を改善して痛みを緩和させます。腰痛に対する理学療法には、以下の2種類があります。

■運動療法
ストレッチや筋力トレーニングを行い、腰痛によって緊張した筋肉をほぐして血流を促進する治療法です。一般的な腰痛だけでなく、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などが原因の腰痛に高い効果を発揮します。ただし、過度な運動は腰痛を悪化させる可能性があるため、医師の指導のもとで行う必要があります。

■物理療法
患部を冷やしたり温めたり、伸ばしたりマッサージしたりするなど物理的刺激で腰痛を和らげる治療法です。症状によって適切な物理的刺激は異なりますので、専門家の指示のもとで行いましょう。

手術療法

基本的に腰痛には保存療法が行われますが、どうしても痛みが改善されない場合は手術が必要になる場合もあります。特に強い痛みが何日も続く場合や、痛みだけでなく排尿機能に異常が生じるような神経障害がある場合は、手術療法を行う可能性が高いです。

治療を避けるために!腰痛の予防方法

辛い治療を改善するには、その前に腰痛を予防することが大切です。腰痛の予防には、3つの方法があります。

  • 正しい姿勢を意識する
  • ストレッチを行う
  • 筋力をアップさせる

正しい姿勢を意識する

長期間悪い姿勢を続けると、腰に余計な負担がかかり腰痛の原因になります。腰痛の予防には、意識して正しい姿勢を作ることが重要です。正しい姿勢はセルフチェックで確認できますので、まずは自分の姿勢が正しいか確認してみましょう。

ストレッチを行う

ストレッチを行うことで、腰の周りの筋肉を柔軟にできます。さらに姿勢を正す効果もあるため、腰痛予防にストレッチは欠かせません。ストレッチには座ったまま行えるものもあるため、デスクワークの合間に身体を動かすのもおすすめです。

筋力をアップさせる

筋力が衰えると、腰をうまく支えることができません。そこで普段から意識して筋力アップすることで、腰への負担を軽減させましょう。腰痛予防のための筋力アップには、散歩やヨガなどの有酸素運動がおすすめです。ただし、腰に痛みを感じる場合は控えましょう。

まとめ

腰痛には4つの治療方法があり、痛みのレベルによって適切な方法が異なります。医療機関の主治医と相談し、自分に合った治療法を行うことが大切です。治療が必要な腰痛を起こさないようにするには、日常生活から予防に励みましょう。

医療機関での治療は避けたい人には、整体院での施術がおすすめです。東京都板橋区にある「1room整体院」は、腰痛改善専門の整体院です。一般的な整体とは異なり、原因を特定して適切な整体を行うAKS療法を採用しているため、的確な方法で腰痛を改善します。