2023年01月19日

腰痛ってなぜ起こるの?種類や対処方法もご紹介

腰痛 原因

厚生労働省の調査によると、さまざまな病気やけがの中で男性の自覚症状が一番多いのが「腰痛」です。女性においても肩こりに次いで2番目に割合が高いので、多くの方が腰痛に悩まされていることがわかります。腰痛の悩みから解放されるには、腰痛の原因を知ることは重要です。

今回は、腰痛の原因や対処方法、日常生活で取り入れられる予防方法について解説します。腰痛に悩まされている方は、ぜひ参考にしてください。

腰痛の原因が特定できるのは15%

日常生活や仕事に支障をきたす可能性のある腰痛には、2つの種類があります。

  • 特異性腰痛
  • 非特異性腰痛

このうち、原因が特定できるのは特異性腰痛だけと言われており、特異性腰痛は腰痛全体のうち約15%しか起こりません。つまり、85%の腰痛は特定の原因がわからない非特異性腰痛なのです。

腰痛の原因

原因が特定できない非特異性腰痛であっても、ざっくりとした要因は知ることができます。本項目では、腰痛の種類ごとの原因を見ていきましょう。

特異性腰痛の場合

特異性腰痛のうち、主な原因は以下の3つです。

  • 脊椎の疾患
  • 内臓の病気
  • ストレス

脊椎の疾患

背骨とも呼ばれる脊椎は、背中にある身体を支える重要な骨です。その脊椎付近に異常が起こると、腰痛が起こります。

また脊椎の疾患には、以下のものが挙げられます。

  • 腰椎椎間板ヘルニア
  • 脊柱管狭窄症
  • 脊椎分離症
  • 脊椎腫瘍
  • 骨粗しょう症

これらの疾患は、脊椎にある神経が圧迫されることで、腰に痛みやしびれが起こります。症状がひどい場合には、腰だけではなく脚などの下半身にも影響を及ぼす可能性もあります。

内臓の病気

脊椎に問題がなくても、内臓の調子が悪ければ腰痛が起こる場合があります。腰痛が起こるとされる病気例は以下のとおりです。

  • 胃(十二指腸)潰瘍
  • 胆石
  • 膵臓炎
  • 尿路結石
  • 前立腺がん
  • 子宮内膜症
  • 心筋梗塞

腰痛だけでなく他の症状があれば、すぐに病院で検査を受けましょう。

ストレス

強いストレスによって引き起こされる腰痛は、心因性腰痛と呼ばれています。不安の大きさによって痛みが増す特徴があり、日によって痛みのレベルや場所が変わる特徴があります。心因性腰痛は、痛みを抑制する脳の働きがストレスにより弱まることで起こると言われています。

非特異性腰痛の場合

具体的な原因がわからない非特異性腰痛ですが、主な要因は以下の3つだと言われています。

  • 姿勢の悪さ
  • 筋力の低下
  • ぎっくり腰

姿勢の悪さ

長時間のデスクワークや立ち仕事などで同じ姿勢を長時間続けると、筋肉が緊張した状態が続いてしまいます。その結果、腰に疲れが溜まりやすくなったり血行不良になったりして、腰痛が発生しやすくなるのです。

同じ姿勢を続ける場合は意識的に体勢を変え、ストレッチなどを挟んで身体をほぐしましょう。特に中腰や猫背などの悪い姿勢を長時間続けてしまうと、より腰に悪影響を与えてしまいます。

筋力の低下

腰回りの筋肉量が減ると、腰回りの骨である腰椎に大きな負担がかかってしまいます。また身体の深部にあるインナーマッスルが衰えると、正しい姿勢をキープするのが難しくなり、腰痛が悪化する場合もあります。

そのため日頃から筋力アップを意識したトレーニングを行い、筋力低下を防ぐことが重要です。ただし、腰痛を感じているときに運動すると、腰痛が悪化する恐れがあります。無理せず、痛みを感じない程度に行うのがおすすめです。

ぎっくり腰

ぎっくり腰と呼ばれる急性腰痛も、原因が特定できない非特異性腰痛の一種です。ぎっくり腰の多くはねんざや椎間板・靭帯などの損傷が多いとされていますが、正確な原因はわかりません。

ぎっくり腰が起こると、激しい痛みから動くことすらできなくなってしまいます。1〜2週間ほどで自然に回復するのが一般的ですが、時間が経っても症状が改善されない場合は他の病気の可能性があるので注意しましょう。

腰痛が起きたときの対処方法

腰痛が起こると、どうしたら良いのかわからない方も多いのではないでしょうか。突然腰痛が起こっても慌てずに、3つの対処方法を試してみてください。

  • ゆっくりと入浴する
  • 楽な姿勢をとる
  • 整体で治療する

ゆっくりと入浴する

痛みがそれほどひどくない場合は、患部を温めるのが効果的です。特におすすめなのは、温かいお風呂にゆっくりと入浴することです。40度ほどのぬるめのお湯にみぞおちまで10〜15分浸かり、汗が出ると素早く肩まで浸かってあがることで、身体が効果的に温まります。

ただし、腰痛がひどい場合は入浴すると逆効果になる可能性が高いです。炎症などの急性の腰痛は冷やすのが効果的であるため、お湯には浸からずシャワーだけで済ましましょう。

楽な姿勢をとる

痛みがひどい腰痛の場合、腰に負担がかからないよう楽な体勢をとりましょう。いきなり動くと腰に負担がかかるため、無理ない範囲でゆっくり動きます。なるべく腰の筋肉を使わないよう、慎重に動くことが重要です。

身体が動くようになったら患部を冷やし、コルセットなどで動かないように固定します。それでも痛みが治らない場合は、病院で診てもらいましょう。

整体で治療する

腰痛は、整体の治療で楽にすることができます。整体では適切な方法で筋肉をほぐしてくれるため、痛みを緩和してくれます。

痛みが軽減されるだけでなく、再発を防げるのもメリットのひとつです。特にぎっくり腰は再発の可能性が高いですが、整体で身体の歪みを整えれば再発を防げます。腰に負担をかけないよう、整体を活用して正しい身体の位置に整えましょう。

まとめ

腰痛で原因が特定できるのは、約15%だと言われています。原因が特定できない腰痛には、日常生活の姿勢や筋力などの要因が考えられます。腰痛を発症したら、今回紹介した対処方法を試してみましょう。

特におすすめの対処方法は、腰痛の痛みを和らげ再発を予防する整体院での治療です。東京都板橋区にある「1room整体院」では、腰痛を改善へ導く施術を行っています。原因にしっかり対処する「AKS療法」も取り入れているため、腰痛でお困りの方はお気軽にご相談ください。