2023年01月19日

腰の痛みは冷やす?温める?正しい腰痛の治し方をご紹介

腰痛 温める
日常生活に支障をきたす腰痛は、できるだけ早く治したいものでしょう。しかし、腰痛の改善には患部を冷やすべきか温めるべきか、どちらが正しいか判断がつかない人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、腰痛への正しい治し方を解説します。冷やしたり温めたりするだけでも効果がありますので、ぜひご覧ください。

腰痛を冷やすか温めるかは経過時間によって異なる

腰痛が起きたとき、冷やすか温めるかは腰痛を発症してからの経過時間で判断しましょう。腰痛が起きて1ヶ月未満の場合は患部を冷やし、腰痛が起きて1ヶ月以上経つ場合は患部を温めてください。

腰痛の冷やし方

腰痛が起きてすぐの場合は患部が炎症を起こしているため、冷やして炎症を和らげましょう。炎症を起こしている患部を温めてしまうと、腰痛が悪化してしまいます。また痛みを感じる部分に熱を感じたら、冷やすことに専念しましょう。

腰痛を感じる場所を冷やすには、氷を入れた袋を患部に当てる方法がおすすめです。氷や保冷剤を皮膚に直接当てると、凍傷になる恐れがあります。そのためタオルなどで包んで、直接触れないように気をつけましょう。

朝昼晩の3回に分けて10分ずつ冷やしておけば、患部をしっかりと冷やすことができます。

腰痛の温め方

1ヶ月以上続く腰痛は、血行不良が原因で起こっていることが多いです。そのため、患部を温めることで血行を促進して腰回りの筋肉をほぐすことが重要です。

腰痛におすすめの温め方は、ゆっくりとお風呂に浸かることです。入浴を習慣化することで、腰痛の改善、予防につながります。また、カイロや電気毛布で温める方法も効果的です。

腰痛の種類

腰痛は大きく分けて2つの種類があります。

  • 特異性腰痛:原因が特定できる腰痛(内臓疾患、脊椎の病気など)
  • 非特異性腰痛:原因が特定できない腰痛(姿勢の悪さ、筋力の低下など)

特異性腰痛は主に病気が原因で起こるため、腰痛だけを改善しても意味がありません。できるだけ早く医療機関を受診し、根本である病気を直す必要があります。

非特異性腰痛は、腰痛が発症した経過期間によって以下の3種類に分けられます。

  • 急性腰痛
  • 亜急性腰痛
  • 慢性腰痛

これらの種類によっても、冷やすべきか温めるべきかが決まるのです。

急性腰痛

急性腰痛とは、発症から4週間未満の激しい痛みが起こる腰痛です。急性腰痛が起きたら、患部を冷やさなければいけません。しかし急性腰痛は特異性腰痛と混同しやすいので、まずは原因をしっかり把握することが大切です。

急性腰痛が起こると動けない場合もあるので、痛みが治るまでは安静に過ごし、その後に患部を冷やすようにしましょう。一般的に、急性腰痛は1ヶ月ほど経てばほとんど自然治癒すると言われています。

亜急性腰痛

亜急性腰痛とは、発症して1〜3ヶ月の腰痛です。急性腰痛ほどの激しい痛みはありませんが、亜急性腰痛は重い痛みが広範囲にあるのが特徴であり、温めることで改善します。

慢性腰痛

慢性腰痛とは、発症して3ヶ月以上経つ腰痛です。急性腰痛と比べると痛みが少なく、亜急性腰痛と同じく腰全体が重く痛む場合が多いです。慢性腰痛も、ゆっくり温めれば改善できます。

慢性腰痛は、腰回りの筋力の低下や姿勢の悪さによって引き起こされるケースが多いです。予防するためには日頃の姿勢には気を配り、適度に運動して筋力低下を防ぐ必要があります。また運動することで筋肉を柔らかくできますので、血行不良を解消して腰痛を防止できます。

温めるor冷やす以外の腰痛改善法

腰痛には、温めたり冷やしたりする以外にもさまざまな改善方法がありますので、自分の症状に合った方法を選びましょう。

  • 楽な姿勢で安静にする
  • ストレッチを行う
  • 整体院で施術を受ける

楽な姿勢で安静にする

急性腰痛の場合、無理に身体を動かしてしまうと症状を悪化させてしまいます。そのため急な痛みを感じたら、まずは楽な姿勢を取って安静にしましょう。特に急性腰痛のひとつであるぎっくり腰になった場合は、その場で横になり、その姿勢のまま安静になれる場所まで移動するのがおすすめです。

腰痛を軽減するには、以下の姿勢を試してみてください。

■足を高い位置に置く
足の位置を身体より高いところに置くことで、腰への負担が軽くなります。足元にタオルやブランケット、毛布などの柔らかいものを置いて、足の高さを上げましょう。このとき、仰向けになるのがおすすめです。

■横向きで足を曲げる
横向きに寝て膝を曲げ、お腹の中の赤ちゃんのポーズを取ることで腰痛が軽くなります。腰は横向きで曲がった状態が自然ですので、負担がかからない状態になります。

ストレッチを行う

慢性腰痛のような筋力の衰えや悪い姿勢が原因の場合、ストレッチを行えば腰痛が緩和されます。ただし、急性腰痛の場合にはストレッチは逆効果です。また慢性腰痛であっても、痛みが強くなる場合にはストレッチを中止してください。

腰痛改善におすすめのストレッチ方法は、以下の2つです。

■アップドッグ
うつ伏せ状態のまま上半身だけ反らすストレッチです。アップドッグには、肋骨から恥骨にある腹直筋を鍛える効果があります。腰痛に大きく関係する腹直筋を鍛えることで、腰に過度な負担がかかるのを防ぐ効果があります。

■キャット&ドッグ
四つん這い状態で、呼吸をしながら背中を丸めたり反らしたりするストレッチです。キャット&ドッグは、腰椎を両側から支える腰方形筋に効果的なトレーニングです。腰方形筋を鍛えることで、筋肉が腰椎を安定させやすくなります。

整体院で施術を受ける

腰痛の種類がわからない人やできるだけ早く改善したい人、セルフケアが不安な人には、整体院での治療がおすすめです。痛みの原因である筋肉を適切な方法でほぐしてくれるため、ダイレクトに痛みを緩和してくれるでしょう。

整体院での治療は、腰痛の再発を防げるメリットもあります。身体の歪みを整えますので、腰への負担を軽くしてくれるのです。

まとめ

腰痛が起こったとき、1ヶ月未満の場合は冷やして、1ヶ月以上の場合は温める方法が効果的です。また他にも3つの改善方法を紹介しましたので、ぜひセルフケアにお役立てください。

セルフケアだけでは不安な人は、プロが施術する整体院で施術を受けましょう。東京都板橋区にある「1room整体院」は、原因を特定する「AKS療法」を採用している整体院です。腰痛の原因を明確にしてから、適切な施術を行いますのでぜびご来院ください。