2023年01月19日

腰痛に伴うしびれは何が原因?改善方法や考えられる病気を解説

腰痛 しびれ

腰痛が起こったときに、腰から足にかけてしびれを感じた経験はないでしょうか。実は、下半身のしびれは腰痛に伴って起きるケースが多いのです。腰痛に伴うしびれにはさまざまな原因がありますので、改善するには原因を特定することが重要です。

今回は、腰痛と一緒に起こるしびれの原因や考えられる病気、改善方法を解説します。腰痛や下半身のしびれにお悩みの人は、ぜひご覧ください。

腰痛やしびれの症状例

腰痛やしびれには、以下のような症状が見られます。

  • 腰を曲げたり、伸ばしたりすると痛む
  • 長時間同じ姿勢が続くと腰が痛む
  • 身体を起こすときに腰に痛みを感じる
  • 少し歩くと足にしびれが出る

以上の症状で思い当たるものがある場合は、腰に何らかの不調が起こっている可能性が高いです。セルフケアによる自然治癒で治すこともできますが、原因によっては医療機関を受診するべき腰痛やしびれもありますので気をつけましょう。

腰痛に伴うしびれの原因

腰痛に伴うしびれの原因には、以下の4つが考えられます。

  • 姿勢の悪さ
  • 筋肉の硬直
  • 無理な動作
  • 腰回りの疾患

それぞれの原因について詳しく解説します。

姿勢の悪さ

悪い姿勢には、以下のものが挙げられます。

  • 猫背
  • 反り腰
  • ストレートネック
  • 組み足座り

このような姿勢を続けていると癖になってしまい、普段から腰に負担をかけている状態になります。そのため正しい姿勢に改善して、身体にかかる力を分散させることが必要です。

筋肉の硬直

筋肉が硬くなると血管を圧迫して、血行不良を引き起こします。血液には、身体全体に栄養を与えたり老廃物を排出したりする役割があります。しかし、血行不良になると十分に栄養が行き届かず、疲労物質が溜まってしまい、痛みやしびれの原因になるのです。

また、筋肉には骨を守るクッションの役割もあります。しかし、筋肉が硬直すると骨を守りきれず、直接的な負担がかかってしまいます。

腰回りの筋肉が硬直する原因のひとつは、筋力の低下や腰への大きな負担です。長時間のデスクワークや立ち仕事などで同じ姿勢を長時間続けると、筋肉の緊張状態が続いて硬直してしまいますので、気をつけましょう。

無理な動作

腰に負担がかかる無理な動作を行うと、腰の痛みやしびれが起こります。腰に負担がかかる動作は以下のとおりです。

  • 重い荷物を腰の力だけで持ち上げる
  • 急に腰をねじる
  • 片方の手だけで荷物を持つ
  • 台を使わず高いところの荷物を取る
  • かかとの高い靴で長時間過ごす

以上の動作を無理に行うと、ぎっくり腰と呼ばれる急性腰痛を引き起こしてしまうかもしれません。また腰痛だけでなく、骨盤の歪みなどの原因にもなります。

腰回りの疾患

上記3つの原因は、腰痛を引き起こす良くない習慣です。しかし、脊椎の疾患でも腰痛や腰のしびれが起こる可能性があります。

腰回りの疾患によって脊椎にある神経が圧迫されると、腰に痛みやしびれが起こります。そのため疾患による腰痛の場合は、疾患自体を治さないと腰痛やしびれを改善できませんので、医療機関を受診することをおすすめします。

考えられる病気

腰痛や腰のしびれを引き起こす脊椎の疾患には、以下のものが挙げられます。

  • 腰椎すべり症
  • 脊柱管狭窄症
  • 腰椎椎間板ヘルニア

腰椎すべり症

腰椎すべり症とは、腰椎を構成する椎骨の一部がずれる病気です。脊椎の関節である椎間関節の変形や椎間板の異常などが起こると、椎骨がずれてしまうのです。

腰椎すべり症を発症すると、腰や下半身に痛みやしびれを感じる場合が多いです。また、安静にしていても痛みやしびれが起こるケースもあります。

脊柱管狭窄症

脊柱管狭窄症とは、脊椎や関節に囲まれた脊髄の神経が通る管が狭くなる疾患です。腰や太もも、膝下に痛みやしびれが起こり、前かがみや座る姿勢、後ろに反る体勢が辛く感じるようになります。長距離を歩けなくなる「間欠性跛行(かんけつせいはこう)」と呼ばれる症状が良く見られ、排尿障害を引き起こす場合もあります。

脊柱管狭窄症の主な原因は、脊椎の変形や椎間板の膨張、黄色靭帯の肥大です。どれも加齢とともに起こりやすいものであり、50歳を過ぎたタイミングで脊柱管狭窄症を発症する人が増え、60歳を超えると有病率が10%近くになると言われています。

腰椎椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアとは、腰椎をつなぐ椎間板の中にある組織が外へ飛び出し、脊髄や神経を圧迫する疾患です。椎間板への過剰な圧力によって発症するケースが多く、普段の生活で腰に負担をかけていると椎間板ヘルニアを引き起こしてしまいます。

重いものを無理な体勢で持ち上げることや、激しいスポーツによる腰への負担が原因になりやすいため、20〜40代の男性に多い病気だと言われています。

腰痛に伴うしびれの改善法

腰痛に伴うしびれは、以下の3つの方法で改善できます。

  • 姿勢を正す
  • ストレッチを行う
  • 整体院で治療する

姿勢を正す

原因のひとつである姿勢の悪さを解消するには、普段から正しい姿勢に気をつける必要があります。正しい姿勢とは、立ったときに身体を横から見ると背中から腰がゆるやかなS字カーブを描いている状態です。セルフチェックで姿勢の状態を確認して、日頃から正しい姿勢を心がけましょう。

ストレッチを行う

ストレッチを行えば、筋肉の力がついて柔軟性も向上します。筋肉を鍛えることで、腰椎への負担を軽減できます。特に腰回りを中心としたストレッチを行いましょう。

整体院で治療する

腰痛やしびれがひどい場合には、整体院で治療すれば改善を実感できるでしょう。また腰痛の原因がわからない場合には、整体院で調べてもらうこともできます。

まとめ

腰痛が起こると腰椎に負荷がかかって神経が圧迫激されるため、腰や下半身に痛みやしびれを感じる場合があります。腰痛にはさまざまな原因が考えられますので、まずは原因を特定することが必要です。

東京都板橋区にある「1room整体院」は腰痛改善専門の整骨院ですので、腰の痛みやしびれにお困りの際はぜひお越しください。腰痛の原因を明らかにするAKS療法を実施しており、原因を調べて的確な施術を行います。