2023年01月19日

腰痛の原因はおしりのコリ?おうちで出来る3つのコリほぐしストレッチ

腰痛 おしり

多くの方が悩まされている腰痛には、日常生活のさまざまな習慣が原因で起こる場合がほとんどです。その原因のひとつに、おしりのコリが挙げられます。腰とおしりには深い関わりがあり、おしりが凝り固まると腰にも大きな影響を与えてしまうのです。

今回は、おしりの役割や腰痛との関係、おしりのコリが原因の腰痛対策やストレッチ方法を解説します。おしりのコリが気になる人や腰からおしりに違和感がある人はぜひ参考にしてください。

おしりの役割

身体の中でも多くの部分を占めるおしりには、主に3つの役割があります。

  • 身体を真っ直ぐに保つ
  • 股関節を支える
  • 身体のバランスをとる

身体を真っ直ぐに保つ

おしりの役割のひとつは、骨盤が前に倒れるのを防いで身体を真っ直ぐに保つことです。おしりの筋肉がうまく働かないと、姿勢が前かがみがちになってしまいます。

股関節を支える

おしりの筋肉は、股関節を覆うようについています。歩いたりしゃがんだりすると股関節に負担がかかりますが、おしりがその負担を吸収してくれるのです。

身体のバランスをとる

片足で立つとき、身体のバランスをとるにはおしりの筋肉が必要です。おしりの筋肉が低下してると、片足で真っ直ぐ立つことが出来ません。

おしりと腰痛の関係

身体にとって大きな役割があるおしりは、9つの筋肉で構成されています。そのうち、腰痛に関係のある筋肉は以下の3つです。

  • 大臀筋
  • 中臀筋
  • 梨状筋

大臀筋

大臀筋は、おしりの中で一番大きな筋肉です。足を動かす役割があり、骨盤を支えるためにも必要不可欠です。大臀筋は骨盤を通じて腰の筋肉にもつながっているため、大臀筋が凝ると腰痛を引き起こしてしまいます。

中臀筋

中臀筋は、骨盤や股関節を支えるための筋肉です。中臀筋に疲れがたまると骨盤に影響を与え、下半身のバランスがとりづらくなります。その結果上半身を支える腰にも負担がかかり、腰痛が起こってしまいます。

梨状筋

梨状筋は、おしりの奥にある筋肉であり、坐骨神経の上に位置します。股関節を支える梨状筋に疲労がたまると、筋肉が緊張により膨張して、坐骨神経を圧迫してしまいます。その結果、坐骨神経痛になって腰痛や腰のしびれが起こります。

腰痛を引き起こすおしりのコリ対策

腰痛を引き起こす恐れのあるおしりのコリは、以下の3つの方法で予防しましょう。

  • 姿勢に気をつける
  • ゆっくり湯船につかる
  • おしりの筋肉を鍛える

姿勢に気をつける

日常生活で悪い姿勢を続けていると、おしりや腰に大きな負担がかかり筋肉のコリや疲労につながります。たとえば、かかとの高い靴は避けた方が良いでしょう。かかとの高い靴を履くと、バランスをとろうと骨盤が後ろに傾きがちになり、下半身の筋肉に負担がかかってしまいます。

座るときは、深く腰かけて背もたれに対して背筋を垂直に伸ばすことがポイントです。浅く腰かけて背もたれに対して斜めになるようもたれると、重力がおしりと腰の筋肉に集中して凝りやすくなります。体重を分散させるために、骨盤を立てる点を意識しましょう。

ゆっくり湯船につかる

筋肉のコリは、温めることで血行が促進されてほぐれやすくなります。おしり全体を温めるには、少し高めの温度の湯船につかるのが効果的です。20分ほど全身浴を行い、身体の新陳代謝を高めましょう。

おしりの筋肉を鍛える

おしりの筋肉を鍛えることで、コリや疲労を軽減出来ます。おしりは良く使う大切な筋肉なので、定期的に鍛えて筋力アップに努めましょう。

おしりのコリほぐしストレッチ

腰痛につながるおしりのコリをほぐすには、腰に関わる3つの筋肉を中心にストレッチするのが効果的です。そこで、それぞれの筋肉をほぐす3つのストレッチを紹介します。

  • 大臀筋ストレッチ
  • 中臀筋ストレッチ
  • 梨状筋ストレッチ

大臀筋ストレッチ

<手順>

  1. :床に座り、左足を曲げてすねを地面につける
  2. :両手を床につき、息を吐きながら右足を後ろに伸ばす
  3. :重心を真っ直ぐに保ちながら、身体を前に倒す
  4. :右のおしりの筋肉を伸ばし、25秒キープする
  5. :左右同じ動作を2回ずつ行う

 

<ポイント>

  • 骨盤を意識しながら動く
  • 呼吸はゆっくりと行う

 

中臀筋ストレッチ

<手順>

  1. :椅子に座り、右太ももの上に左足を乗せる
  2. :息を吐きながら身体を前に倒す
  3. :おしりの筋肉を伸ばし、15秒キープする
  4. :左右同じ動作を2回ずつ行う

 

<ポイント>

  • 呼吸はゆっくりと行う

梨状筋ストレッチ

<手順>

  1. :床に座り、身体の後ろに両手をつく
  2. :両膝を曲げ、左足を一歩分外に広げる
  3. :深呼吸しながら、右足の膝を内側に倒す
  4. :おしりの筋肉を伸ばし、10秒キープする
  5. :左右同じ動作を2回ずつ行う

 

<ポイント>

  • 動作はゆっくりと行う

まとめ

おしりにある筋肉の1/3は腰痛に深く関係しているため、おしりにコリや疲労がたまることで腰痛が引き起こされます。今回紹介した3つのストレッチや、正しい姿勢での生活や入浴を行い、おしりのコリや疲労を解消させましょう。

それでも腰痛が改善されない場合は、整体院でプロによる治療を行うことをおすすめします。東京都板橋区にある「1room整体院」では、原因を特定してから適切な施術を行う「AKS療法」を採用しています。専門家による的確な治療を受けて、毎日を快適に過ごしましょう。